アクシアルリテイリング

現体制発足10年、機構改革を実施し、シナジー創出へ
 アクシアルリテイリングは傘下にSM(食品スーパー)の原信、ナルス、フレッセイを持ち、新潟・長野・富山・群馬・埼玉・栃木の各県で店舗を展開する。2023年度(24年3月期)連結業績は、営業収益2702億円(前年度比6.0%増)、営業利益117億円(同12.8%増)、経常利益123億円(同12.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益74億円(同17.1%増)と増収増益だった。グループ合計で4店舗を出店し、2店舗を閉鎖した結果、23年度末店舗数は原信68店舗、ナルス13店舗、フレッセイ50店舗の計131店舗となった。

 同社は23年10月にアクシアルリテイリングとしての体制発足10年を迎え、持株会社と各事業会社の役割分担を明確にしつつ、シナジーを発揮するため機構改革を行った。まず、アクシアルリテイリングの社長は、事業会社である原信、ナルスの社長を兼務していたが、アクシアルリテイリングの仕長に専念するため、事業会仕の社長兼務を解いた。アクシアルリテイリング社長はグルーブの戦略立案、実現に集中し、各事婁会仕の政策実行を監督してグループ全体が一体感を持ってマスメリットの創出を図る体制にし、ガバナンスを強化した。次に、グルーブ全体の経営政策、財務政策、情報システム政策、人事政策を統括するため、それぞれCEO(最高経営責任者)、CFO(最高財務責任者)、CIO (最高情報システム責任者)、CHRO(最高人事責任者)を任命し、各機能を統括させるようにした。

 そして、新店建設・改修・修繕、TQM(総合的品質管理)、CSR(企業の社会的責任)、広報および内部体制の各機能を再編した。これらの機構改革により,23年度以降、グルーブ全体のコミュニケーションやチームワークが進化し、チェーンストアとしてのマスメリット創出に向けた取り組みのスピードやレペルが向上したとしている。24年度連結業績は、営業収益2800億円(23年度比3.6%増)、営業利益121億円(同2.7%増)、経常利益125億円(同1.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益75億円(同0.8%増)を見込んでいる。

代表取締役社長・CEO : 原 和彦

売上高売上高
総利益率
売上高
営業利益率
売上高
販管費率
売上高
経常利益率
売上高
当期純利益率
270,224百万円29.2%4.3%24.9%4.5%2.7%

決算期:2024年3月 / 連結

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