アクシアル、21年3月期の営業利益は28.0%増、今期は減収減益見込む

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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原信の店舗
アクシアルリテイリングが発表した2021年3月期の連結業績は、売上高が前期比6.4%増の2563億円、営業利益が28.0%増の121億円、純利益が32.7%増の82億円だった。(写真は原信の店舗)

 原信ナルス(新潟県長岡市)およびフレッセイ(群馬県前橋市)を傘下に持つアクシアルリテイリングが発表した2021年3月期の連結業績は、売上高が前期比6.4%増の2563億円、営業利益が28.0%増の121億円、純利益が32.7%増の82億円だった。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、既存店の来店客数は4.2%減少したものの、まとめ買い需要で客単価が10.1%増加。既存店売上高は5.5%増となった。在庫回転率の向上と値下げロスの減少などで粗利益率が0.3ポイント改善する一方、販促費の減少などで販売管理費率は0.6ポイント低下し、大幅な増益につながった。

 店舗については、原信ナルスが2店舗を新設(1店舗を閉鎖)、フレッセイが1店舗を新設(1店舗を閉鎖)した結果、グループ店舗数は130店舗となった。

 22年2月期の連結業績については、収益認識に関する会計基準を適用する影響と前期に利益が大幅に伸びた反動から、減収減益となる見通し。営業利益は18.3%減の99億円、純利益は23.9%減の63億円を見込む。売上高は2380億円を予想している。会計処理方法の変更が、100億円程度の減収要因となる。既存店売上高は5.1%減を見込んでいる。

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