アクシアルリテイリング

28年3月期に売上高3100億円、

期末店舗数140店舗をめざす

 アクシアルリテイリングは原信、ナルス、フレッセイの食品スーパー(SM)3社を傘下に抱える純粋持ち株会社だ。店舗数は原信67店舗、ナルス13店舗、フレッセイ50店舗の計130店舗(2025年3月末)。原信とナルスが新潟、長野、富山の3県で、フレッセイが群馬、埼玉、栃木の3県で店舗展開する。

アクシアルリテイリングは1907年、新潟県長岡市で初代原信吾が「洋ローソク」の製造販売業を創業。53年に原信商店を設立し法人組織とした。63年に食品、日用品、雑貨、実用衣料を扱うバラエティストアを新潟県で初めてオープンし、67年に組織変更して原信(現・アクシアルリテイリング)を設立した。

25年3月期は、「おいしさがドまん中大作戦!!」を方針に掲げ、味、商品・サービスの品質にこだわり、アクシアルらしさを追求した。主要施策「おいしさ企画化計画」では自社の特徴、こだわりを持った商品を、9カ月先を見据えた調達・開発に取り組んだ。

出店では、富山県4店舗目となる「原信呉羽店」を出店するほか、「原信水原店」を移転し「原信阿賀野店」を新設した。改装については、「原信黒埼店」「ナルス北城店」で実施した。一方、「原信土橋店」を閉鎖したほか、建て替えのため「原信六日町店」を一時閉鎖した。

 物流では、24年4月に米飯・総菜の加工を行うローリーデリカセンターが本格稼働した。約30億円を投資し、既存設備の更新、新規設備の導入で機能を強化し、生産能力の増強を図った。また同月、原信ナルス中之島チルドセンターの増築を完了させ、商品の最適温度帯を維持したうえで、入荷商品を速やかに仕分けし積み替え、店舗へ届ける通過型物流センターとしての重要な機能を強化した。

 同社は28年3月期までの中期経営計画で売上高3100億円、期末店舗数140店舗、経常利益率4.2%、総資産経常利益率9.0%、自己資本当期純利益率10.0%を目標としている。25年3月期は、出店時期のずれや建て替えの実施により計画を下回ったものの、おおむね中期経営計画に沿った結果となった。

代表取締役社長・CEO : 原 和彦

売上高売上高
総利益率
売上高
営業利益率
売上高
販管費率
売上高
経常利益率
売上高
当期純利益率
270,224百万円29.2%4.3%24.9%4.5%2.7%

決算期:2024年3月 / 連結

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