【セブン&アイ】消費者向けCO2排出量取引で世界初の実証実験

2011/02/10 10:10
Pocket

 セブン&アイ・ホールディングスは2月9日~22日まで「イトーヨーカドー北砂店」(東京・江東区)で消費者向けの二酸化炭素(CO2)排出量取引に関する実証実験を行う。

 飲料コーナーで販売する紙製容器を使った飲料に排出権量を記載した排出権シールを貼付、消費者が商品購入後に同シールを店内の専用カウンターに返却すると、排出量取引の口座を開設できる。

 排出量の情報はシールに記載されたQRコードを携帯電話で読み取ることでわかるほか、貯まった排出量は口座番号とパスワードを使ってパソコンや携帯電話から確認できる。消費者は自分自身のCO2排出のオフセット(相殺)だけでなく、地域の小学校や環境NPO(非営利活動法人)のカーボンオフセットに協力することもできる。

 この実証実験は総務省の地球温暖化対策事業の予算を利用して、国立情報学研究所や凸版印刷、ポッカコーポレーションなど6つの企業・団体と共同で実施する。

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態