ライフと至近!サミットストア新大塚千川通り店の売場づくりを解説

取材・文:大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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サミットストア 新大塚千川通り店外観

サミットストア 新大塚千川通り店

〒170-0005 東京都豊島区南大塚2-1-12
電話:03-5395-8031
東京メトロ丸ノ内線「新大塚」駅より徒歩7分

見どころ
▶競合店と差別化を図る総菜・ベーカリー売場
▶出来たて感を訴求する総菜売場のオープンキッチン
▶コンパクトながら買物動線を工夫した売場配置

 サミット(東京都/服部哲也社長)は10月11日、東京都豊島区に食品スーパー(SM)「サミットストア新大塚千川通り店」(以下、新大塚千川通り店)をオープンした。

 同店がオープンしたのは、東京メトロ丸ノ内線「新大塚」駅から東へ約600m。店舗の北西へ約200mという超至近に、食品から日用・生活雑貨、衣料品まで揃える「ライフ新大塚店」(食品の売場面積は約1500㎡)が営業する。しかし、同店以外には店舗から0.5㎞圏内に目立った競合店が存在しないこと、また商圏人口が0.5㎞圏内で9645世帯/1万7210人、1㎞圏内で3万7316世帯/6万5720人と、サミットの既存店平均より多く、厚い人口を有することから出店を決めた。

 そのほかの商圏特性では、サミットの既存店平均・東京都平均よりも単身世帯比率が高い。年代別人口構成比では、20代、30代、80代以上の割合が大きい。人口が増加中のエリアでもあり、子育て中の若いファミリー層も増えている。

 新大塚千川通り店は地上3階立てで、1・2階で売場を展開( 3 階は作業場や休憩室など)。売場面積は997㎡とコンパクトなサイズの店舗だ。取扱品目数は約8700SKUを揃える。

 店づくりの方針については、

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取材・文

大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

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