競合店対策で改装したサミットストア権太坂スクエア店で取り組んだ売場づくりを解説
サミットストア 権太坂（ごんたざか）スクエア店
〒240-0026 神奈川県横浜市保土ヶ谷区権太坂3-1-3
電話：045-730-3377
JR横須賀線「保土ヶ谷」駅よりクルマで約10分
見どころ
▶メーン出入口から見る開放的な空間演出
▶インストアベーカリーを隣接させた総菜売場
▶充実したキッズスペース
「従業員と積極的にコミュニケーションを図って店で一丸となり、お客さまにワクワクしていただける店をめざします」
サミット（東京都／服部哲也社長）は11月11日、神奈川県横浜市の「サミットストア権太坂スクエア店」（以下、権太坂スクエア店）を改装オープンした。
権太坂スクエア店は、JR横須賀線「保土ヶ谷」駅から南西へ約3㎞の住宅街に立地する。
商圏に設定する店舗から1.5㎞圏内には3万3799世帯／7万6982人が居住する。同500m圏内の単身世帯比率は25.7％と、同社平均の48.4％と比較して低く、ファミリー世帯が多いエリアだ。
同店は2007年7月に開業。住宅や医院のほか、家電量販店、ドラッグストア、100円ショップなどが入る7階建て複合商業施設「権太坂スクエア」の1階に入居している。売場面積は2493㎡でサミットのなかでは大型の店舗だ。
競合店は、南西約1.5㎞に「ビッグ・エー横浜平戸店」が、東約2㎞に「ユーコープ永田店」があるくらいということもあり、同店の19年度の年間売上高は約35億5000万円と、同社の売上高上位10店に入る繁盛店である。
しかし、21年春頃に店舗から南へ約300m圏の至近に、新たな競合店が出店する計画にあることから今回のリニューアルに踏み切った。これにより現在の売上の維持を図りたい考えだ。投資額は約3億円。
改装では、サミットが
記事執筆者
1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士
前の記事
ChatGPTで小売業はどう変わる？事例で知る10の活用分野と注意点とは？
