店舗レポート スーパーセンターオークワ掛川店にみるPBと総菜による差別化策

松尾 友幸 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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売場フォーカス

アイテム数を約1.5倍に拡大した総菜売場

オークワ掛川店の総菜売り場

オークワ掛川店の総菜売り場

掛川店では競合店との差別化を図るため、同規模の店舗と比較して総菜のアイテム数を約1.5倍に拡大。手づくりのおにぎりや「のっけ盛り」タイプの弁当の品揃えを増やした

新たなPBを積極的に導入

オークワ掛川店のPB商品

20年3月から「オークワプレミアム」「オークワマルシェ」「オークワセレクト」の3種類のPBを展開し始めたオークワ。掛川店ではこれらPBを各売場で積極的に導入している

産地や製法にこだわった総菜

オークワ掛川店の総菜

総菜売場では、オークワマルシェの「三元豚のかつ重」(450円)やオークワプレミアムの「紀の国みかんどり使用塩から揚げ」(100g当たり158円)など、産地や製法などにこだわった商品を売場各所に差し込んでいる

イタリアの伝統パンも販売

オークワ掛川店のベーカリー売場

ベーカリー売場ではこだわりのPBのほか、イタリア伝統の「フォカッチャ」や「チャバッタ」といった珍しいパンも品揃えしている

少量サイズの使い切り野菜

オークワ掛川店の少量サイズ野菜

農産売場では、単身者や高齢者向けに少量サイズの野菜の品揃えを強化している

「大豆ミート」コーナー

オークワ掛川店の大豆ミートコーナー

オークワでは近年、健康志向の高まりから「大豆ミート」などの植物性の代替肉の売上が伸長している

“看板部門”の水産売場

オークワ掛川店の水産売場

オークワ掛川店の水産売場

オークワの“看板部門”である水産売場では、産直の新鮮な丸魚で鮮度を訴求するほか、刺身や寿司ではコロナ禍への対応として1人前の商品を増やした

フランチャイジーとして運営する「ダイソー」

オークワ掛川店内にある「ダイソー」

オークワでは近年、大型の店舗では自社がフランチャイジーとなって100円ショップの「ダイソー」を運営しており、導入店舗では客数が伸長している

「サフランショップ」

オークワ掛川店の非食品売場「サフランショップ」

非食品売場では、化粧品や医薬品を販売する直営の専門店「サフランショップ」を導入している

レイアウト

オークワ掛川店のレイアウト

店舗概要

オープン日 2020年9月4日
店長 津田悟
営業時間 9:00~21:30
売場面積 4936㎡(直営部分)
アイテム数 約5万4000アイテム(うち食品約1万700アイテム)
従業員数 正社員24人、パート・アルバイト76人(8時間換算)
駐車台数 378台
年商目標 22億円
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記事執筆者

松尾 友幸 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

1992年1月、福岡県久留米市生まれ。翻訳会社勤務を経て、2019年4月、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。流通・小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部に所属。主に食品スーパーや総合スーパー、ディスカウントストアなど食品小売業の記者・編集者として記事の執筆・編集に携わる。趣味は旅行で、コロナ前は国内外問わずさまざまな場所を訪れている。学生時代はイタリア・トリノに約1年間留学していた。最近は体重の増加が気になっているが、運動する気にはなかなかなれない。

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