【ホームセンターバイヤーが選ぶ年間ヒット商品2020】プロユース:ワークウエア部門

2020/02/24 09:30
ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局

プロユース:ワークウエア部門

~ディッキーズエアーマッスル® ベスト コーコス信岡~
ストアカバレッジの高さがヒットに猛暑対策で必須アイテムとなった空調服

価格ではなく機能で選ばれる空調服

今年の「プロユース ワークウエア」部門のアンケート結果は、ファン付きワークウエアなどの空調服に集中した。

ここ数年、夏の猛暑は社会問題化し、建築、土木、一次産業などの作業現場でも、暑さ対策は生き死ににかかわると言っても大げさではなくなっている。

背景には、人手不足や現場で働く人の高齢化もあるといわれており、屋外で作業する人は、健康に注意を払わなければならなくなっている。

これまでワークウエアには、作業がしやすい、耐久性がある、街中で着ていても違和感がないなどが、商品特徴として重視されていたが、暑さ対策として空調機能があることが、購入決定において重視されるようになり、ファン付きワークウエアが注目されるようになった。

メーカー各社も空調服の販売を強化し、ホームセンター(HC)店頭でも品揃えの幅を広げるところが続き、ヒット商品となった。

空調服が、店舗に与える大きなメリットは、従来の作業服よりも高単価であることだ。価格ではなく、機能で商品を選ぶ購買行動を期待できるため、HC各社も販売強化に動いた。

アンケートを検証すると、HCの主な取扱ブランドによって、ヒット商品としてあげる商品に差が出ている。しかしその中でも、ストアカバレッジの高いコーコス信岡の「ディッキーズ」ブランドをあげた回答が最も多く、その中でも売れ筋の「エアーマッスル® ベスト」を回答欄に記入するHCが過半数を占めたことから、今回の受賞につながった。

「環境・ユニバーサルデザイン」も高評価

評価グラフ
ディッキーズエアーマッスル® ベストの評価

「ディッキーズ エアーマッスル® ベスト」の商品特徴は、背中風気路、保冷剤ポケット、バッテリーも入る両脇マルチポケット、すそずり上がり防止ループだ。さらに、2019年発売のシリーズには、生地に、より軽い素材を採用している。こうした、きめ細かな商品設計が、ユーザーから高い支持を得て、「新規機能性」では高評価を得て
いる。

同様に高評価だったのは、「売場提案(販促)」と「環境・ユニバーサルデザイン」だ。

コーコス信岡は、同社の「ディッキーズ」ブランドを全面に打ち出した棚提案を行い、アパレル売場のようなイメージで売場づくりを進めたことが、売場から評価されている。また猛暑対策の必須アイテムとして位置づけられること、ユーザーの健康に配慮したウエアであること、プロの作業員だけでなく家庭菜園などの一般ユーザーも購入、こうした評価から「環境・ユニバーサルデザイン」で最高評価となった。

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