米アップルが人の移動データ公開、NY公共交通は1月から9割減

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米アップルは14日、世界各国の保健当局が外出自粛要請の効果を検証する取り組みを支援するため、人の移動量を示すデータを公表すると発表した。写真はニューヨーク市マンハッタンのアップルストア。2019年10月撮影(2020年 ロイター/Mike Segar)

[14日 ロイター] – 米アップルは14日、世界各国の保健当局が外出自粛要請の効果を検証する取り組みを支援するため、人の移動量を示すデータを公表すると発表した。世界63カ国・地域が対象で、日本も含まれている。

iPhoneに搭載されている地図アプリ「アップルマップ」の経路案内機能の検索回数を集計、自動車運転手と歩行者、公共交通機関の利用者の3つの項目で日々の移動量の変化を示している。

比較のベースは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、米国で外出禁止令が相次いで出される以前の1月半ば。個人の居場所や経路検索の利用に関する情報が公開されることはないという。

データはこちらのウェブサイトで公開されている: https://www.apple.com/covid19/mobility

同サイトによると、米サンフランシスコのベイエリアでは、自動車運転手による経路検索は4月12日時点で1月13日比70%減となり、公共交通機関向けは84%減となっている。ニューヨーク市では、自動車向けが69%減、公共交通機関向けが89%減。

サイトでは、経路検索や人の移動の絶対数は示されず、1月半ばと比べた変化率がパーセントで表示されている。

米アルファベット傘下グーグルも約2週間前から、世界131以上の国・地域を対象に、娯楽関連施設や駅、バス停、食料品店、職場での人の移動に関するデータを公開しており、これに比べるとアップルのデータは限定的となっている。

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