日系有力小売が続々出店!東南アジア初の「ららぽーと」が果たす大きな役割とは
東南アジアではコロナワクチンの接種がハイスピードで行われており、一時期の厳格な行動規制からワクチン接種を条件とした制限緩和が進みつつある。ポジティブな雰囲気とともに日常生活を取り戻しつつあるなかで、日系の小売企業の存在感も再び目立つようになっている。コロナ禍の逆境をチャンスととらえ、市場の開拓を推し進めようとする果敢な姿勢が見て取れるのである。
それを象徴するかのような出来事が、筆者が住むマレーシアで起きた。三井不動産(東京都)が、大型ショッピングモール「ららぽーとブキッ・ビンタン シティ センター(BBCC)」を、首都クアラルンプール市内の一等地に1月20日にオープンさせたのだ。延床面積は約13万300㎡、店舗数は約400店舗という超巨大モールで、現地メディアでも大々的に取り上げられている。
ニトリが東南アジア初進出!国内人気チェーンが一堂に
三井不動産が運営するららぽーとは中国や台湾などではすでに出店しており、その人気ぶりは筆者の耳にも入っている。しかし、意外にも東南アジアでは今回が初めての出店となる。なお、
チャイナ&アジアトレンド の新着記事
-
2024/11/18
不況で飲食店がバタバタ倒れる中国 FC飲食店は急増している理由とは -
2024/10/18
スタバが劣勢、ラッキンも抜く?中国カフェ「コッティ」したたかな戦略とは -
2024/09/21
アマゾンの成長減速の一因がシーイン、Temu の躍進だと言える理由 -
2024/08/15
無料ネイルサロン提供する異色の中国火鍋チェーン、次なる一手 -
2024/07/05
中国でサイゼリヤが絶好調の理由と追いかけるピザハットの戦略 -
2024/06/07
中国、不況反映の消費トレンド「平替」で伸びるブランド、沈むブランド
この連載の一覧はこちら [47記事]
三井不動産,ららぽーとの記事ランキング
- 2020-12-16三井不、「移動商業店舗」のリース事業を試験展開、首都圏のマンションなどで
- 2022-09-22堅調な滑り出しのららぽーと福岡、広域集客の“要”の新規オープンでどう変わる ! ?
- 2022-02-09「ららぽーとTOKYO-BAY」の商品を駅ロッカーで受け取り、実証実験を開始
- 2022-11-09「ロピア ららぽーと堺店」が開業! “ららぽーと”との蜜月はより強固に、そして海も越える?
- 2023-05-16広域型SCとアウトレットが合体したららぽーと門真のSCづくりを徹底解説
- 2023-08-02セントラルスクエアららぽーと門真店の売場づくり、革新性と改善点をプロが徹底チェック!
- 2024-03-12「日本流」台湾へ、テナントと連携したららぽーと台中の新しいSC づくりとは
- 2024-03-11ジョイホンかららぽーとか?ストアオブザイヤー2024商業集積部門を発表!
関連記事ランキング
- 2024-10-31第101回 今年の新入社員の30年後は「全員管理職」?人口減時代のビジネスとは
- 2024-03-08ストア・オブ・ザ・イヤー2024を発表!今、行くべき店はこの店だ!全42店舗掲載
- 2024-08-15第96回 ショッピングセンターの売上がいま“なぜか”好調な理由とは
- 2024-10-17第100回 30年後、社会と商業はどうなっているのか?
- 2021-10-07ウィズコロナ時代のショッピングセンター経営32 SCが差別化を狙ってはいけない理由
- 2024-11-18第102回 SCのマーケティングは「マスマーケティング」である理由
- 2023-05-29売上トップ級の旗艦店を大改装、アル・プラザ草津の最新売場づくりを徹底解説!
- 2023-12-04第81回 人口動態の変化が、ショッピングセンターを「多機能化」へ向かわせる理由とは
- 2024-04-05第88回 減少、閉鎖続く!2023年度のSC動向まとめと24年以降の展望
- 2024-09-13第98回 百貨店とSC、「インバウンド一色」への懸念とは
関連キーワードの記事を探す
第102回 SCのマーケティングは「マスマーケティング」である理由
第101回 今年の新入社員の30年後は「全員管理職」?人口減時代のビジネスとは
ワイズマートららテラスTOKYO-BAY店の売場づくりを徹底解説!
ストア・オブ・ザ・イヤー2023、商業施設部門の1位に輝いたのは、「体験型」のあのSC
海外からも注目される!ららぽーと福岡の「突き抜けた体験価値」とは