外食売上高、2月は22.3%減、1月より落ち込み幅広がる

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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雨上がりの都内
1都3県で緊急事態宣言の期間が延長されたことや、自治体が飲食店の店内営業時間短縮の要請を行ったことなどが響いた。都内で2月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 日本フードサービス協会が発表した2月の外食売上高(全店ベース)は前年同月比22.3%減となり、12カ月連続のマイナスとなった。前年がうるう年で営業日が1日多かったこともあり、1月の21.0%減に比べて落ち込み幅が広がった。

 1都3県で緊急事態宣言の期間が延長されたことや、自治体が飲食店の店内営業時間短縮の要請を行ったことなどが響いた。

 業態別では、酒類提供時間が制限されたことで「パブ・居酒屋」が70.7%減と厳しい状況が続いた。「パブ・ビアホール」は75.9%減、「居酒屋」は69.5%減だった。「ファミリーレストラン」は32.4%減で、「中華」は14.8%減と比較的健闘した。

 「ファーストフード」は8.7%減だった。「和風」(16.6%減)と「麺類」(28.9%減)は振るわなかったが、「持ち帰り米飯/回転寿司」は4.3%減と健闘。ドライブスルーやデリバリーの対応が進む「洋風」は1.5%増とプラスを維持した。

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