小売業の役員報酬、トップはセブン&アイのデピント氏で24億円、18年決算

2019/05/02 06:30
    ダイヤモンド・リテイルメディア社
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    セブンアンドアイ
    東京商工リサーチが全上場企業を対象に、2018年1月期から12月期の有価証券報告書を調べた結果、判明した 写真はロイター

     上場小売業の役員報酬額トップは、セブン&アイ・ホールディングス取締役のジョセフ・マイケル・デピント氏で、24億3000万円だった。東京商工リサーチが全上場企業を対象に、2018年1月期から12月期の有価証券報告書を調べた結果、判明した。上場企業は、10年3月期決算から取締役(社外取締役を除く)、監査役のうち報酬が1億円以上の役員情報を開示することが義務づけられている。

     デピント氏は、米コンビニエンスストア、7-イレブン・インクの社長兼最高経営責任者(CEO)で、セブン&アイの取締役を兼ねている。デピント氏の報酬額は前年より5億300万円増え、上場企業全体でもソニー取締役会長の平井一夫氏の27億1300万円に次いで、2位だった。

     上位30位のうち、小売業の役員はデピント氏のみで、31人(30位は同額で2人)のうち16人が外国人だった。

     1億円以上の役員報酬を開示したのは360社、人数は731人で、社数、人数ともに過去最多だった。
     業種別で社数が最も多かったのは製造業で192社(前年177社)。小売業は26社(前年32社)、33人(同39人)で社数、人数とも前年より少なかった。

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