DCM 2月期決算は営業・経常減益

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 4月12日にDCMホールディングス(東京都)が発表した2024年2月期決算(連結2023年3月1日~2024年2月29日)は、営業収益が前期比2.5%増の4,886億円、営業利益が4.6%減の286億円、経常利益が7.3%減の274億円、当期純利益で18.3%増の214億円となった。経常減益は、持分法投資利益が3億3,500万円減少したことや、支払利息が4億1,900万円増えたことが影響した。また、当期純利益については、ケーヨーの貸借対照表を連結に加えたことで、差益77億円を特別利益に計上したことで増加した。

 2023年度は、記録的な猛暑や残暑の長期化や暖冬など、年間を通して天候不順が続いたことや、節約志向の高まりによる買い控えなど、厳しい状況に直面したが、ホームレジャー・ペット部門の売上高は前年を上回って好調に推移。DCMブランド商品は売上高構成比率を高めた。既存店売上高は4.3%減と低迷したが、連結売上高で2.5%増の4,813億円を計上。売上総利益も2.6%増の1,602億円を確保した。営業減益については、販管費が4.2%増となったことに加え、売上高比で28.9%と0.5ポイント上昇したことが響いた。

 2025年2月期の連結業績については、営業収益で12.7%増の5,505億円、営業利益で18.5%増の340億円、経常利益で19.7%増の328億円と、2ケタ増の回復を見込んだ。

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