日本マクドナルド最高益=値上げで収益改善―23年12月期

時事通信社
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マクドナルドの看板
〔写真説明〕マクドナルドの看板(時事通信社)

 日本マクドナルドホールディングスが8日発表した2023年12月期連結決算は、純利益が前期比26.2%増の251億円、本業のもうけを示す営業利益は20.9%増の408億円となり、いずれも過去最高を更新した。商品の値上げで客単価が上昇し収益が改善した。24年12月期も増益を見込む。

 23年12月期の連結売上高は8.4%増の3819億円だった。23年1月に実施した値上げなどにより既存店の客単価が8.5%上昇。原材料調達や物流網の効率化なども進め、収益力が高まった。24年はスマートフォンアプリ活用などで利用客の満足度を高めながら業績の上積みを目指す。 

 オンライン形式で8日に記者会見した日色保社長は、子会社の日本マクドナルド(東京)の正社員について、基本給を底上げするベースアップと定期昇給を含め4%引き上げる考えを示した。大卒新入社員の初任給は1万円増の27万円にする。アルバイトの給与は「採用環境を考慮し適正な時給を設定する」と述べた。

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