DCM 第3四半期は微増収・営業減益

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DCMロゴ DCMホールディングスが12月27日に発表した2024年2月期第3四半期決算(連結3月1日~11月30日)は、営業収益が前年同期比1.1%増の3,608億円となったが、営業利益は5.9%減の236億円となり、微増収・営業減益の決算となった。

 第3四半期連結累計期間、残暑などの天候不順に加え、行動制限解除による外出機会の増加、節約志向の高まりによる買い控えなど厳しい状況にあったが、ホームレジャー・ペット部門の売上が前年を上回り、好調に推移。また、11月中旬以降は気温低下によって冬物用品が動き出している。DCMブランド商品については、原材料価格の上昇と円安による仕入れ価格の上昇、物流コスト上昇の影響を受けたが、環境に配慮した商品開発、節電や節約商品の新規展開、販促強化などに取り組んだ結果、売上高構成比率をアップさせている。

 営業収入を除いた売上高は1.1%増の3,555億円、売上総利益は0.3%減の1,175億円。一方、販管費は1.0%増えて991億円となり、営業利益を圧迫した。完全子会社化したエクスプライスは、第3四半期連結累計期間の全期間で営業収益の増加に寄与している。

 なお、ケーヨーを11月20日付で連結子会社化。11月30日をみなし取得日として、第3四半期連結会計期末の貸借対照表にケーヨーを加えたことで、段階取得での差益約77億円を特別利益に計上した。ケーヨーが連結子会社となったことで、グループは841店舗からスタートを切る。

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