コーナン商事、九州のホームインプルーブメントひろせを子会社化

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コーナン商事は18年4月にHIひろせ社との間で資本業務提携契約を締結し、PB商品の供給などを通じて協業してきた。

 コーナン商事は3月22日、九州で食品スーパーとホームセンターを併設した「スーパーコンボ」を主軸に店舗を展開する、ホームインプルーブメントひろせ(HIひろせ)の発行済株式を取得し、子会社化すると発表した。株式譲渡実行日は2023年6月1日を予定している。

 コーナン商事は18年4月にHIひろせ社との間で資本業務提携契約を締結し、PB商品の供給などを通じて協業してきた。同社の九州エリアでの出店は、福岡県で8店舗、長崎県で2店舗、熊本県で1店舗となっており、競合店と比較すると手薄だった。

 HIひろせは、前述の「スーパーコンボ」業態の他、ホームセンター業態の「スーパーホームセンター」と「OKホーム&ガーデン」(長崎県)、生鮮食品と業務スーパーを組み合わせた「生鮮&業務スーパー」などを展開し、九州エリアで全41店舗を運営している。22年5月期の売上高は292億円。21年5月期は400億円を売り上げていた。HIひろせを傘下に収めることで、コーナン商事は九州で大きな地盤を築くことになる。また、新たに食品スーパー事業にも進出でき、更なる業容の拡大が見込めるとしている。

 なお、HIひろせが営む業務スーパー事業を切り離して新たに会社を新設し、同事業を新会社に承継する予定。

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