【イオン】 BCM強化へ新システム導入、5ヵ年計画スタート

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 イオンは災害発生時における事業継続体制の強化に向け「イオングループBCM(事業継続マネジメント)5ヵ年計画」を策定、3月から同計画を実行に移す。

 同計画は「情報インフラの整備」「施設における安全・安心対策の強化」「商品・物流におけるサプライチェーンの強化」「事業継続能力向上に向けた訓練計画の立案と実行」「外部連携の強化とシステム化」の5分野で構成される。

 情報インフラに関しては、地図情報をベースに災害情報や安否確認、店舗被災状況などの情報が一元化できる新システムを2020年度までに構築する。また、商品・物流におけるサプライチェーンの強化については、3月から食品・日用品メーカーなど約50社と連携し、「BCP(事業継続計画)ポータルサイト」の運用を開始、グループ各社と取引先との情報を可視化し、出荷できる工場・倉庫・商品などの情報を一元管理する。

 そのほか、20年度までに大型ショッピングセンター(SC)100ヵ所を防災拠点として整備する取り組みなどを進める。すでにSC27ヵ所は自家発電施設などを設置し、防災拠点としての整備を完了しているが、16年度は新たに9ヵ所を整備する予定だ。

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