ファミマ、ユニーGHDとの協議認める、統合報道で

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 ファミリーマートとユニーグループ・ホールディングス(GHD)が経営統合を前提とした交渉に入ったとの報道が相次いだことに関して両社は3月6日、協議していることを認めるコメントを出した。ただし、「何ら決定した事実はない」とし、「他社との経営統合を含め、提携などさまざまな経営上の選択肢」として検討しているに過ぎないとしている。

 ファミマに約32%を出資(2014年8月末現在)する筆頭株主で社長を送り込むなど実質的に傘下に収める伊藤忠商事は、ユニーGHDにも約3%を出資しており、プライベートブランド開発で協力するなど関係が深い。このため、伊藤忠商事を軸にユニーGHD傘下のサークルKサンクスとファミマが統合するのではないかとの観測は以前からあった。

 ただ、ユニーGHD傘下で総合スーパーや食品スーパーを展開するユニーについては、ファミマとの統合効果が薄く、実現を疑問視する声も多い。

 ユニーGHDでは3月1日付でユニー社長の佐古則男氏がユニーGHD社長を兼務、前村哲路前会長と中村元彦前社長が共に相談役に退くトップ交代があったばかり。就任間もない佐古社長は、ファミマとの協議が表沙汰になったことでますます難しい舵取りを迫られそうだ。

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