外食大手のKFCやミスドなど相次ぎ値上げ、食材コスト上昇を反映

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 大手外食チェーンが相次いで値上げを実施する。食材や食用油など原材料コストが上昇しているためで、値上げによってコストアップを吸収する。

 日本KFCホールディングス傘下の日本ケンタッキー・フライド・チキンは3月25日、一部商品の単品価格を10~30円引き上げる。現在240円の「オリジナルチキン」(1ピース)は250円に、180円の「ビスケット」は200円に、260円の「ツイスター/てりやきツイスター」は290円に上がる。「骨なしケンタッキー」(1ピース、250円)や「チキンフィレサンド」(390円)などは価格を据え置く。

 また、ダスキンが運営するミスタードーナツは、ドーナツなどの一部商品14種を10円値上げする。対象は「ポン・デ・リング」6種、「イーストリング」4種、「チョコレート」4種。人件費や地代の高い東京都と神奈川県内の店舗では、4月上旬に発売する一部商品を他地域より20円高い値段で売る。

 一方、トリドールは主力のうどん店「丸亀製麺」で小麦粉をオリジナルのものに変えたり、鰹節とトビウオを使っただしに切り替えたりするのに伴って、3月25日から価格を改定、10~30円値上げする。「かけ(並)」や「ぶっかけ(並)」「釜揚(並)」はいずれも10円高い290円になる。

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