阪神百貨店で日本一セール=38年ぶり、消費拡大に期待
プロ野球で阪神が38年ぶり日本一になったことを記念したセールが、阪神百貨店などで6日に始まった。関西にある全4店舗で福袋や記念特価品をそろえたほか、系列食品スーパーでもセールを開催。9月のリーグ優勝セールで阪神梅田本店の売り上げは前年の同じ時期の3倍を記録したが、「悲願」の日本一で関西人の財布のひもがさらに緩みそうだ。
関西の経済関係者は阪神の日本一セールについて、「年末商戦前で消費が落ち込む時期の刺激剤として理想的だ」と消費の拡大に期待を寄せている。
関西大学の宮本勝浩名誉教授は、第7戦までもつれた関西勢同士による日本シリーズの経済効果を121億円と試算。それぞれのリーグ優勝なども合わせ、今シーズンは両チームで計1449億円の経済押し上げ効果があるとの見方を示している。