23年2月15日号 精肉MDの新常識!
「利益頭」が常識だった食品スーパーの精肉部門。ですが、昨今の原価高により、雲行きが怪しくなっています。そうした局面において、SM各社はどのような施策を打つべきなのでしょうか。本特集は、有力各社の取り組みのほかに、専門家による寄稿や注目企業の精肉売場調査、消費者調査など盛りだくさんの内容でお届けします。
編集後記
NRF2023に参加しました。年を追うごとに「サステナビリティ」がテーマとして大きくなっており、「自然をボードメンバーに入れる」という提案が印象的でした。単純な拡大再生産の追求とは相いれないものだけに、企業が本当にサステナビリティを推進力にできるかが問われています。 そうしたなか、色めきだっていたのがサステナビリティと成長の二兎を追える「リセール」のセッションです。全米で21年に140億ドルだった市場が5年後に510億ドルまで拡大するとの予測も出ています。循環型経済をどのように主体的に構築して回していくか。日本の既存の小売プレーヤーにとって大きな課題であり機会となります。
(阿部)
食べることが好きで「食べ比べ」が趣味のうちのひとつ。今まで、神戸餃子、和歌山市の肉屋の唐揚げ、サンドイッチ専門店の卵サンド、関西の深煎コーヒー豆などをテーブルの上にずらりと並べ、「食べ比べ会」をしてきましたが、コロナ禍以降、なかなか開催できていませんでした。 しかし、前号「売場づくりと販促の強化書」(P70-71)で唐揚げの食べ比べをしてから、また食べ比べ熱が再燃。春からの再開が決定しました。 ちなみに神戸餃子と和歌山市の肉屋の唐揚げは、勝ち上がり戦を経て、不動の1位が決定しています。詳しい店名は取材現場でお会いした時にぜひ聞いてくださいね。
( 植芝)