【イトーヨーカ堂】全国で農場と食品リサイクル網を展開、7月に子会社

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 イトーヨーカ堂は7月、農業事業の中核子会社「セブンファーム」を設立し、全国で農場と食品リサイクル網の展開に乗り出す。

 セブンファームが各地の生産者などと事業会社を設立し、直営農場を運営する。また、ヨーカ堂の店舗から出る食品ごみを回収、堆肥としてリサイクルして直営農場で使用する食品リサイクル網を構築する。

 まず、神奈川県三浦市と茨城県筑西市で地域の農業グループなどと事業会社を設立、さらに北海道や東北、関東、中京、関西など店舗展開エリアに順次拡大していく。食品リサイクル網については2013年2月までに全国10ヵ所に広げる。食品リサイクルの実施店舗数が100店舗(10年2月末で約60店舗)にまで広がれば、07年度に改正された食品リサイクル法に基づく数値目標「食品リサイクル率45%」を達成できるという。

 セブンファームの資本金は1100万円でヨーカ堂が100%出資する。

 ヨーカ堂は08年8月、千葉県富里市で農業法人「セブンファーム富里」を地元農協や生産者との共同出資で設立、直営農場運営と食品リサイクル網の事業モデルを構築してきた。

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