【ヤマザワ】既存店が3.7%の減収で、売上げ、営業利益ともマイナス

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 山形・宮城両県を地盤に食品スーパーとドラッグストアを展開するヤマザワ(山形市)の2010年度上期(4~9月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.4%減の451億円、営業利益が8.4%減の11億円だった。

 4月に宮城県塩釜市に食品スーパーとドラッグストアの併設店を新設したが、既存店売上高が3.7%減と落ち込んだ。毎日午後2回のタイムサービスを全店で実施しているほか、利用頻度の高い商品を対象に計500品目の定番価格を引き下げ消費者の低価格志向に対応したものの、客数は猛暑効果のあった8月を除いてマイナスとなり上期累計で2.4%減、買い上げ点数は増えたものの一品単価の落ち込みをカバーできず客単価は1.3%減った。

 販売管理費を1.6%削減したものの、売上高と売上総利益率が低下したため、営業利益もマイナスとなった。店舗数は9月末で食品スーパー61店、ドラッグストア64店となった。

 10年度通期(11年3月期)では売上高900億円(前期比0.4%増)、営業利益23億円(1.2%増)、純利益9億円(21.4%減)を見込んでいる。

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