富士通、レジなし店舗システム「Zippin」を販売、ローソンで実験導入中

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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「ローソン富士通新川崎TSレジレス店」に導入されているレジなし店舗システム「Zippin(ジッピン)」
「ローソン富士通新川崎TSレジレス店」では、富士通のマルチ生体認証技術を組み合わせ、入店時の本人認証を行っている

 富士通は米Vコグニション・テクノロジーズ(カリフォルニア州)が開発したレジなし店舗システム「Zippin(ジッピン)」を日本国内で販売する。総代理店として、2021年3月までに日本市場向けにZippinの提供を始める。

 同システムは、ローソンが川崎市にある富士通の事業所内の店舗で2020年2月に実験導入し、レジなし店舗運営の実証を行っている。富士通によれば、この実証実験の成功が後押しとなり、Zippinの総代理店となることが決まった。

 Zippinは、自動決済に必要なカメラや重量センサーなどの機器と、来店客や商品を認識するためのAI(人工知能)機能、決済や在庫管理との連携機能を統合したシステム。実験店の「ローソン富士通新川崎TSレジレス店」では、富士通研究所が開発した手のひら静脈と顔情報で本人を認証する技術を組み合わせ、入店時の認証を行っている。

 レジなし店舗は、会計時のレジ待ちのストレスを解消できるほか、店舗運営の省人化、ピーク時の販売機会ロスの削減などを期待できる。

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