ヨーク、「ヨークフーズ早稲田店」で都市型店舗の運営を検証

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「ヨークフーズ早稲田店」の総菜売場
近郊に開設したサテライトキッチンを活用することで、総菜の品揃えを拡充した

 セブン&アイ・ホールディングス傘下のヨークは11月20日、「ヨークフーズ早稲田店」(東京都新宿区)を改装オープンした。都市部への出店を進める検証店舗として、新しい取り組みを行う。

 同店の売り場面積は653平方メートルで、2フロアの構成。限られたスペースを有効に活用するために、背の高い陳列什器を各所に導入し、単位面積当たりの商品数を改装前に比べて約1〜3割増やした。

 総菜類の品揃えを強化するために、近郊にサテライトキッチンを設けた。ベーカリーや魚を使った総菜、手づくりサラダなどの総菜をサテライトキッチンで製造し、販売する。また、精算時間を短縮するために通常のセミセルフレジに加え、キャッシュレス専用の完全セルフレジを同店で初めて導入した。

 さらに、サービスカウンターの運営を省人化するため、「デジタルサービスカウンター」を設置した。カウンターに置かれたタブレット端末を来店客が操作することで、売り場や商品について自分で調べられる。季節商品の予約や電子マネー「nanaco」の申し込みなど、従業員が対応する必要が場合は、従業員が装着しているスマートウォッチに通知が届く。

 同店の営業時間は午前10時から午後11時。社員10人とパートタイマー43人(8時間換算)で運営する。

「ヨークフーズ早稲田店」のセミセルフレジとキャッシュレス専用完全セルフレジ
駅前立地で客数が多いことから、通常のセミセルフレジに加え、キャッシュレス専用の完全セルフレジを導入した

記事執筆者

ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

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