イオンリテール、デジタル活用の実証実験、AIカメラで3密回避など

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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イオンモールの外観
イオンリテールは10月6日から、「イオンスタイル有明ガーデン」(東京都江東区)でデジタル技術活用の実証実験を始める。千葉市で2016年11月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 イオンリテールは10月6日から、「イオンスタイル有明ガーデン」(東京都江東区)でデジタル技術活用の実証実験を始める。カメラ映像を人工知能(AI)で分析して店内の3密状況を回避するほか、動画と連動させた販促提案などを行う。

 店内に設置したカメラで売り場の滞在人数を計測し、混雑する前にレジの稼働数を増やしたり、入店制限を行ったりする。また、カメラ映像からAIが来店客の年齢を推定、未成年者の場合はレジに設置した端末に警告を出し、アルコール類を販売する際にレジ担当者が確実に声をかける。

 また、商品棚に設置した小型ディスプレーで販促動画を配信、動画コンテンツ内の2次元バーコードを読み取ると商品やレシピの紹介が見られるようにする。将来的には、オンラインショップとも連動させる方針だ。

 同店では、貸し出しスマートフォン(スマホ)で来店客自身が商品バーコードを読み取り、専用レジで会計する「どこでもレジ レジゴー」を導入しているが、スマホに表示されるバーコードをセキュリティゲートにかざして買い物を完了する仕組みも検証する。

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