アップルとグーグル、新型コロナ感染追跡用アプリを共同開発へ

ロイター
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米アップルとアルファベット子会社グーグルは4月10日、新型コロナウイルス感染追跡に役立つアプリを共同開発すると発表した。写真はロイター

[10日 ロイター] – 米アップルとアルファベット子会社グーグルは10日、新型コロナウイルス感染追跡に役立つアプリを共同開発すると発表した。

このアプリは携帯端末に内蔵された近距離無線通信機能の「ブルートゥース」を活用する。ウイルス検査で陽性結果が出た感染者の近くにいた人を把握し、こうした人たちをより迅速に検査に誘導したり、隔離することができるようになる。専門家によると、ロックダウン(都市封鎖)が解除された後は、感染経路の的確な追跡こそがウイルス制御において重大な役割を果たすという。

ただアプリが実効性を持つためには、数百万人に上るユーザーがデータ使用に同意する必要がある。前提となるのはアップル、グーグル両社がプライバシーを保護する仕組みを確立することだ。その点に関して、計画では感染者の周囲にいた人の記録はアップルやグーグル、アプリ開発会社に対してさえも匿名化されて送られ、位置情報は含まれない。

また両社が提供する端末には互換性を阻む幾つかの問題があり、これらを克服する技術開発が2週間前から始まった。

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