ついにベールを脱いだセブン&アイ新業態「コンフォートマーケット」を徹底レポート

2019/08/03 05:00
森田俊一(流通ジャーナリスト)

スマホで注文・決済した商品を店舗で受け取り!

 コンフォートマーケットはコンビニ3つ分ほどの売場面積でありながら、正社員数は3人のみで、パート・アルバイトを合わせてもたった34人で運営する体制としている。

 そのため同店では、随所でローコストに向けた取り組みが行われている。多くの人時が割かれるレジにおいても徹底した合理化を追求しており、専任スタッフを置かず、初めてのお客でも使いやすい新型のインターフェースを搭載したフルセルフレジを8台配置。うち2台はキャッシュレス専用レジとしている。

レジはすべてフルセルフレジとなっている。独自に開発した操作性の高いインターフェースとなっている

 もう1つ、新たな取り組みとして始めたのが、スマートフォン1つで完結する買物の仕組みだ。

 専用のスマホアプリをダウンロードし、商品ラインアップや料理レシピのページから商品を選択して注文すれば、店舗スタッフが当該商品をピックアップ。店内入口近くにある冷蔵機能がついた専用ロッカーに入れておく仕組みだ。決済もアプリ上で行うため、お客は従業員とやり取りすることなく買物を済ませることがきる。

スマホで注文した商品は店内1階に配置した冷蔵ロッカーで受け取ることができる。ロッカーの数は28を用意する

 コンフォートマーケットがターゲットに据えるのは、「日々忙しくしている人」。このスマホ注文・店舗受け取りの仕組みを使えば、「ネットスーパーを頼んでも自宅で受け取れない」という悩みを抱えるお客のニーズに対応することができる。宅配は当面しない方針としており、従業員の負荷が減らすことができ、ローコスト化に寄与するというわけだ。

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「セブンプレミアム」を扱わないワケ

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