丸魚が七変化!? ベイシア新業態「Foods Park」の鮮度を”創り出す”商品づくりの妙

松尾 友幸 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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丸魚を時間経過とともに加工

 鮮魚売場では、豊洲市場から毎日直送した丸魚が目玉商品となっている。ここで目に留まるのが、「丸魚七変化」というインパクトのあるPOPだ。時間とともに鮮度が落ちていく丸魚を適宜調理し、刺身や唐揚げ、煮付け、フライ、焼き魚、天ぷら、干物などに加工することで、時間帯によって売場を変化させていく。「かたちを変えながら鮮度・おいしさを創り出し、食品ロス対策にも貢献したい」(広報担当者)という。

鮮魚売場では、毎日豊洲市場から直送した丸魚を展開する
鮮魚売場では、毎日豊洲市場から直送した丸魚を展開する
丸魚七変化の例
丸魚七変化の例

 そのほか総菜売場では、ベイシア最大の約7mの規模で約30種類のフライのバラ売りを実施するほか、セルフサービスのカレーや「ギガ盛り」の焼きそばやナポリタンなど、約5年ぶりに販売を再開した商品もみられる。

 Foods Parkのコンセプトは「食のテーマパーク」。取り扱い商品がおいしいのはもちろんのこと、買物自体を楽しんでもらいながら、現代の食に対する多様なニーズに応えることをめざしている。多店舗化も視野に入れているが、当面は大田原店で試行錯誤を繰り返していくとのことだ。

 ベイシアが本拠とする群馬県では、プライベートブランドに大きな強みを持つツルヤ(長野県/掛川健三社長)が進出するなど、競争が激化している。Foods Parkを確立し、主力フォーマットとして育て上げることができれば、今後のベイシアが競争を勝ち抜く大きな武器となるだろう。

記事執筆者

松尾 友幸 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

1992年1月、福岡県久留米市生まれ。翻訳会社勤務を経て、2019年4月、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。流通・小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部に所属。主に食品スーパーや総合スーパー、ディスカウントストアなど食品小売業の記者・編集者として記事の執筆・編集に携わる。趣味は旅行で、コロナ前は国内外問わずさまざまな場所を訪れている。学生時代はイタリア・トリノに約1年間留学していた。最近は体重の増加が気になっているが、運動する気にはなかなかなれない。

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