丸魚が七変化!? ベイシア新業態「Foods Park」の鮮度を”創り出す”商品づくりの妙

松尾 友幸 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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壁面すべてが地場野菜

 大田原店の売場面積は3307㎡。衣食住を総合的に取り扱う50001万㎡のSuC業態と比較すると、食品に特化したFoods Parkの売場面積は小さくなったが、それでも一般的な食品スーパー(SM)の大型店の規模だ。

 Foods Parkは、「採れたて」「切りたて」「出来立て」「つきたて」「揚げたて」など鮮度にこだわった品揃えや売場づくりをしているのが大きな特徴である。

青果売場の壁面はすべて地場野菜で構成されている
青果売場の壁面はすべて地場野菜で構成されている

 まず青果売場を見ると、「下野(しもつけ)のご当地野菜」と題して、栃木県産の生産者から仕入れた地場野菜を展開。注目したいのがその規模で、大田原店では壁面で展開する野菜すべてが栃木県産となっている。今や地場野菜を取り扱うSMは珍しくないが、多くのSMではコーナーの一角で小さく展開している場合が大半だ。「生産者から直接仕入れることで鮮度を保てるほか、直取引のため生産者のメリットも大きい」(広報担当者)という。

一頭買いしているベイシアのブランド牛「とろ牛」
一頭買いしているベイシアのブランド牛「とろ牛」

 精肉売場では、自社開発のブランド牛「とろ牛」を初導入。肉質4等級の牛を一頭買いすることで、切り落としやステーキ肉、ランプなどの希少部位までさまざまな部位の商品を展開する。また、これら牛肉は店内加工で鮮度を追求するぶん、豚肉や鶏肉はプロセスセンターを活用するなど、メリハリをつけたオペレーションを行っている。

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記事執筆者

松尾 友幸 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

1992年1月、福岡県久留米市生まれ。翻訳会社勤務を経て、2019年4月、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。流通・小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部に所属。主に食品スーパーや総合スーパー、ディスカウントストアなど食品小売業の記者・編集者として記事の執筆・編集に携わる。趣味は旅行で、コロナ前は国内外問わずさまざまな場所を訪れている。学生時代はイタリア・トリノに約1年間留学していた。最近は体重の増加が気になっているが、運動する気にはなかなかなれない。

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