週刊スーパーマーケットニュース アークスがアマゾンのネットスーパー事業に参入

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アークスは2023年冬に「Amazon.co.jp」上にネットスーパー「アークスネットスーパー」を開始すると発表した。約9000点の生鮮、総菜、飲料、酒類、日用品を揃え、アマゾンプライム会員向けに最短2時間で配送。北海道札幌市、北広島市の一部地域が対象。今後、北海道・東北地域を中心に拡大を予定する。アマゾンジャパン(東京都)はこれまでもライフコーポレーション(大阪府)やバローホールディングス(岐阜県)、成城石井(神奈川県)とネットスーパーを展開してきた。(9月29日~10月5日のニュースをまとめました)

アークスの外観

ベイシア
「Foods Park津田沼ビート店」をオープン

 ベイシアは10月25日、千葉県船橋市の商業施設「津田沼ビート」内に「Foods Park津田沼ビート店」オープンした。千葉県への出店は4年ぶりで、県下では21店舗目。昨年から展開している新フォーマット「Foods Park」店舗として、商業施設内に初めて出店する。

  • 所在地…千葉県船橋市前原西2-19-1津田沼ビート地下1階
  • 営業時間…10時~22時

JA全農
「JAタウン」に「JFおさかなマルシェギョギョいち」をオープン

 全国農業協同組合連合会は10月3日、産地直送通販サイト「JAタウン」に、JF全漁連が運営する新ショップ「JFおさかなマルシェギョギョいち JAタウン支店」をオープンした。

 「JF全漁連」は、漁業者でつくるJF(漁業協同組合)やJF連合会(都道府県漁業協同組合連合会・信用漁業協同組合連合会)の全国団体。新ショップでは、全国の漁業者やJFグループの協力を得て、全国各地の浜から旬の時期に水揚げされた新鮮な水産物を産地直送で届けていく。

アルビス
食品ロス削減で“もったいないコーナー”を展開

 アルビスは10月の「食品ロス削減月間」に合わせ「もったいないコーナー」の取り組みを強化していく。店頭でのポスター掲示による食品ロス削減啓発、日配売場における「てまえどり」の啓発物の設置、また、賞味期限の近い商品を集めてお買得価格で提供する

オギノホールディングス
甲府青果の株式すべてを取得

 オギノホールディングス(以下、オギノHD)は9月28日、青果卸売業の甲府青果(山梨県)の発行済株式すべてを取得する株式譲渡契約を締結した。甲府青果は、全国から集荷した青果物を小売店などへ届ける卸を営んできた企業で、オギノHDは青果物卸売業を承継することで、これまで同様、小売店や顧客に青果物を安定的、継続的に供給していく。

アオキスーパー
顧客と一緒に取り組む「ハピタベ」スタート

 アオキスーパーは10月1日、食品ロス削減プロジェクト「ハピタベ」を全店で始めた。「ハピタベ」は「ハピネス」と「食べる」を合わせた造語で、消費期限・賞味期限が近い食品に「ハピタベシール」を貼り、顧客に優先的に購入してもらうことで、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品を救う取り組み。

 顧客は「ガチャコース」または「寄付コース」のどちらかを選んで参加できる。「ガチャコース」は、専用台紙にシールを10枚貼って、台紙1枚につき1回、菓子などが必ず当たるガチャを回すことができるコース。「寄付コース」は、シール1枚につき1円を、アオキスーパーが「愛知県子どもが輝く未来基金」に寄付する。

タカラ・エムシー
AIカメラ付きデジタルサイネージを使って販促効果を検証

 タカラ・エムシーは10月10日から約6週間、楽天グループと協働でAIカメラつきデジタルサイネージを活用した実証実験を実施する。「フードマーケットマム若松店」(静岡県静岡市)の店内11カ所にAIカメラ付きデジタルサイネージを設置し、店舗で取り扱う商品の広告を放映。AIによる映像解析技術を活用し、顧客の広告視聴状況や年代・性別などの層ならびに購買傾向に基づいた販売促進、商品ニーズや広告表現、楽天ポイントを使った視聴促進などの効果を検証していく。

静鉄ストア
新たな物流拠点の運用開始

 静鉄ストアは10月1日、山岸運送(静岡県)が所有する物流センター内に、新たな物流拠点として「藤枝統合センター」を立ち上げた。同施設を山岸運送、配送委託会社ストーク(静岡県)と共同管理し、これまで分散していた配送拠点を集約することで、積載効率の改善やトラック減便を達成し、配送効率向上とCO2削減などの取り組みをさらに推進していく。また、店舗に届く商品のロット・形態の見直しや管理工程の効率化などによってドライバーの働き方改善をめざす。

光洋
「KOHYO八幡店」をオープン

 光洋は9月28日、商業施設「ファミレやわた」の1階に「KOHYO八幡店」(京都府八幡市)をオープン。府下では、20年7月に開店した「KOHYO上七軒店」(京都府京都市)に続く5店舗目の出店で、「楽しくて気持ちが跳ねるお店」を店舗コンセプトに、鮮度やおいしさにこだわった生鮮素材、即食・簡便をコンセプトにした総菜、冷凍食品・レンジアップ商材などを充実させた。

  • 所在地…京都府八幡市八幡源氏垣外1-4
  • 売場面積…415坪
  • 営業時間…9時~22時
  • 駐車台数…239台
  • 従業員数…78名(社員14名、コミュニティ・アルバイト64名)

マックスバリュ西日本
「マルナカ倉敷駅前店」をリニューアルオープン

 マックスバリュ西日本は10月7日に「マルナカ倉敷駅前店」(岡山県倉敷市)をリニューアルオープン。簡便性が高く、即食にこだわった総菜売場を充実させたほか、旬の新鮮な魚を使った「魚屋さんの惣菜」や寿司、冷凍食品や地元商品の品揃えを拡大した。

  • 所在地…岡山県倉敷市昭和1-1-50
  • 売場面積…845坪
  • 営業時間…8時~23時
  • 駐車台数…148台

フレスタ
「やさいバス」を使って地産地消コーナーを立ち上げ

 フレスタは10月2日、「フレスタ横川本店」と「フレスタ上天満店」(いずれも広島県広島市)で、地域の生産者と購買者をつなぐ共同配送システム「やさいバス」を活用した地産地消コーナーの展開を始めた。

 「やさいバス」は、時刻表に合わせて地域を巡回するトラックが、生産者が出荷した農産物などを小売店舗やレストランなどの購買者に、当日中に届ける仕組み。生産者と購買者双方にメリットがある流通システムとして、現在14都道府県で本格稼働している。

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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