【ホームセンターバイヤーが選ぶ年間ヒット商品2020】カー・レジャー:カーナビ・ドラレコ部門

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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買いやすい価格ながら必要十分な機能強い支持を獲得するドライブレコーダー

全面タッチパネルのため、録画映像の確認から本体の設定まで、簡単に操作できる

自動車用品の製造(輸入)・販売を手掛ける大橋産業が、2019年7月に発売したドライブレコーダー「前後録画ドライブレコーダーミラー」。買いやすい価格ながら、必要十分な機能を備えている点が受け、消費者の強い支持を獲得している。

大きな特徴のひとつは、電子インナーミラータイプである点だ。ドライブレコーダーとして使えるだけでなく、運転中でも室内ミラーを通じて車の前後の様子を簡単に確認することができる。発売時点でドライブレコーダーと組み合わせた製品は珍しく、多くの注目を集めた。

フロントカメラ、リヤカメラともに200万画素と高画質で、クリアな映像を同時に録画できる点も大きなセールスポイントとなった。さらにGPSも搭載しており、位置情報や速度も同時に記録することが可能。このほか本体は、純正ルームミラーに固定する方式で、簡単に装着できる点も評価が高かったポイントだ。

製品特長をわかりやすく訴求する店頭販促物や動画も用意し、売場づくりをバックアップした

同社では発売後、ホームセンター(HC)等で、同製品の特徴と魅力を伝える売場づくりにも力を入れた。モックサンプルを展示するほか、POPなどを使って電子インナーミラータイプのメリットや、取付位置を紹介するなど、実際の使用感を訴求する演出を工夫した。

開発に携わった同社商品部電気・電子課の若園氏は、「発売後、お客さまの声に耳を傾け、新たな機能を付加するファームウエアをリリースするなど、アフターフォローを続けています。より多くの方に使っていただけるようさらに努力していきたいです」と話している。

メーカー(担当者) のコメント
弊社モットーの『安心・安全』のもと、ベストなカーライフを提供

「前後録画ドライブレコーダーミラー」の売場展開例。製品の特徴、魅力を伝える売場づくりに力を入れた

事故や盗難など、車のトラブルへの対策として関心を持つ人が増え、ドライブレコーダー市場は年々拡大しています。その中、「安心・安全」をモットーとする大橋産業が、新たな製品カテゴリーとして出したのが「前後録画ドライブレコーダーミラー」です。

新規参入であったため、他の製品との差別化については強く意識しました。そして具体的に行ったのが、ドライブレコーダーと電子インナーミラーとの融合です。また、発売時には少なかった前後ともクリアな映像を録画できる200万画素のカメラも採用しました。こうした点が注目を集め、これまでの販売数は計画比150%ととても好調に推移しています。

弊社は、自社製品に「BAL」というブランド名を冠しています。「Best Automobile Life」の頭文字を組み合わせたもので、「ベストなカーライフ」を意味しています。このブランド名のもとで、今後も安心・安全でベストなカーライフのお手伝いができる製品を投入していく考えです。また、「防災」も今後の製品政策で重要な切り口のひとつです。近年、全国各地で地震や豪雨など、天災による被害が深刻になっています。そういった緊急時でも、たとえば車からAC100Vを供給できる大型インバーターなど、皆さまの「安心・安全」に貢献できるような製品にも注力していきたいと考えています。(営業部 課長 上野氏)

ホームセンターバイヤーが選ぶ年間ヒット商品2020一覧

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