JBSの米食肉工場、操業再開後に新型コロナ感染者倍増=労組

ロイター
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食肉大手JBSの米コロラド州工場
5月1日、ブラジルの食肉大手JBSの米コロラド州工場で、新型コロナウイルスの感染者が「数日」で倍増し、6人目の死者が出たことが、労働組合関係者の話で明らかになった。写真は同社のロゴ。ブラジルのジュンディアイで2017年6月撮影。(2020年 ロイター/Paulo Whitaker)

[シカゴ 30日 ロイター] – ブラジルの食肉大手JBSの米コロラド州工場で、新型コロナウイルスの感染者が「数日」で倍増し、6人目の死者が出たことが、労働組合関係者の話で明らかになった。

同工場は、従業員の間で感染が広がったことを受けて約2週間閉鎖していたが、24日に操業を再開した。

組合の広報担当者が州保健当局の集計としてロイターに明らかにしたところによると、感染が確認された同工場の労働者は26日時点の120人から29日夕方までに245人に増加した。

JBS・USAは声明で、従業員の死亡に遺憾の意を示したうえで、この従業員は3月25日以降、出勤していなかったと説明した。また、同工場の操業は米疾病対策センター(CDC)など保健当局による複数回の現場訪問を経て、承認を得た上で再開したと強調した。

トランプ米大統領は28日、国内の食品供給確保に向け、国防生産法に基づき、食肉処理施設に操業継続を命じた。

北米ではここ数週間に約20の食肉処理工場が操業を停止している。パーデュー農務長官は30日、FOXニュースのインタビューで、農務省として労働者の安全確保に取り組んでおり、閉鎖されている工場は「数週間ではなく数日中に」操業を再開すると述べた。

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