ウォルマート、ペット診療所を100店舗に追加、ペット医薬品の通販サイトも開設

ダイヤモンド・リテイルメディア社
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米国のペット関連市場は2019年に753億ドルを超えると推定される

 米ウォルマートは5月7日、動物病院を100店舗に追加設置すると発表した。ペット関連の支出ではワクチン接種を含む医療費が大きな比重を占めており、低価格の医療サービスと医薬品を提供することで、シェア拡大を狙う。

 ウォルマートは現在、21店舗にペット診療所を設置しているが、5月末から6月にかけてテキサス州ダラス・フォートワース地区の9店舗に新設するのを皮切りに、今後1年で100店舗にペット診療所を追加設置する。ウォルマートでは、軽い病気の治療やワクチン接種、検診の費用を一般の動物病院に比べて最大で40〜60%節約できるとしている。

 また、同社はペット医薬品のインターネット通販サイト「WalmartPetRx.com」を開設した。処方薬や一般用医薬品、サプリメントなど4500品目以上を取り扱い、購入金額が35ドル以上なら配送料無料で2日以内に商品を届ける。

 米国ペット用品協会が2018年にまとめた統計では、米国では68%の世帯がペットを飼っているとされる。ミレニアル世代(2000年代初頭に成年期を迎えた世代)は年間で1285ドルをペットに支出しており、市場規模は2019年に753億ドル(約8兆2830億円)を超えると推定される。

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