マクドナルド、1〜6月期の営業利益は0.7%の微増、既存店は19四半期連続の増収

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マックの外観
日本マクドナルドホールディングスが発表した2020年1〜6月期の連結業績は、売上高が前年同期比2.0%増の1324億円、営業利益が0.7%増の147億円だった。写真 gettyimages/MichaelJay

 日本マクドナルドホールディングスが発表した2020年1〜6月期の連結業績は、売上高が前年同期比2.0%増の1392億円、営業利益が0.7%増の147億円だった。固定資産除却損が増えたことで、純利益は4.9%減の96億円と減益となった。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、「モバイルオーダー」やデリバリーの対応店舗を増やしたことで、テイクアウトや宅配のニーズを取り込んだ。4〜6月期の既存店売上高は5.7%増となり、19四半期連続でプラスを維持した。

 来店前にスマートフォンアプリで注文と支払いを済ませ、来店したらすぐに商品を受け取ることができるモバイルオーダーは全2909店舗のうち約2800店舗(6月末時点)で導入。デリバリーについては、自前の「マックデリバリーサービス」を約470店舗、ウーバーイーツによるデリバリーを約900店舗(同)で実施している。

 さらに5月から、モバイルオーダーで注文した商品を車に乗ったまま店舗の駐車場で受け取ることができる「パーク&ゴー」の導入を開始。6月末現在、約270店舗で実施しているが、今年末までに約300店舗に広げる。

 20年12月期通期の業績見通しについては、2月に公表した従来予想を据え置いた。売上高は前期比1.9%増の2870億円、営業利益は3.5%増の290億円、純利益は7.8%増の182億円と増収増益を見込んでいる。

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