三越伊勢丹HD社長に岩田屋の細谷社長が就任、4月1日付け

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三越伊勢丹ホールディングス(HD)は2月26日、子会社の岩田屋三越(福岡市)で社長を務める細谷敏幸氏(56歳)が4月1日付けで社長に就任すると発表した。写真は都内で2018年1月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は2月26日、子会社の岩田屋三越(福岡市)で社長を務める細谷敏幸氏(56歳)が4月1日付けで社長に就任すると発表した。杉江俊彦社長(60歳)は代表権のない取締役に退き、子会社の三越伊勢丹の会長を兼務する。

 細谷氏は早稲田大学法学部を卒業後、1987年に伊勢丹(現・三越伊勢丹)に入社。2015年執行役員営業本部商品統括部婦人雑貨統括部長、17年三越伊勢丹HD執行役員経営戦略本部経営企画部長などを経て、18年から岩田屋三越の社長を務める。

 三越伊勢丹HDの21年3月期の連結業績は、新型コロナウイルス感染拡大の影響から売上高が前期比28.5%減の8000億円、営業損益が330億円の赤字(前期は156億円の黒字)、最終損益は450億円の赤字(同111億円の赤字)に陥る見通し。

 昨年11月には、22年3月期を最終年度としていた3カ年の中期経営計画を取り下げており、新たな3カ年計画を策定中だ。計画初年度となる22年3月期を新しい経営体制でスタートすることにした。

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