週刊スーパーマーケットニュース コープみらい、「コープ坂戸薬師町店」をオープン!
アクシアルリテイリング
<中間決算>上期減益も通期増益を計画
2025年3月期第2四半期決算(連結24年4月1日~9月30日)は、売上高が対前年同期比3.9%増の1378億円となったが、営業利益で同6.3%減の58億円、経常利益で同6.2%減の59億円となり、増収減益で上期を折り返した。
スーパーマーケット事業の売上高は同4.0%増の1375億3100万円、営業利益は同4.4%減の56億7700万円。店舗売上高については同4.0%増の1359億5900万円と堅調に推移した。
上期は、青果・精肉相場の高騰、水産では主力魚種の漁獲量減少などで、生鮮品は全般的に高値で推移。原料原価の高騰に対応した販売価格の設定変更によって1品単価の上昇と買上点数の減少はあったものの、普段使いの商品を中心にESLP(Everyday Same Low Price)を推進し、PB商品で値頃感、価格に見合った価値、独自性を提供したほか、惣菜の幅広い品揃えなどが来店動機につながり、客数は前年同期に比べて増加。既存店売上高は同1.6%増、全店ベースで同3.4%増につながった。
売上総利益については、原料原価の上昇はあったものの、低値入の売価政策などによって13億2800万円増えたが、売上総利益率は0.3ポイントダウンの28.5%。一方、賃上げ実施と社会保険料の負担増加、新規採用などで人件費が増え、販管費は17億2000万円増加。その結果、営業利益は前年同期に比べて3億9100万円減少した。
なお、25年3月期の連結業績については、売上高で同3.6%増の2800億円、営業利益で2.7%増の121億円、経常利益で1.4%増の125億円を見込み、増収増益を計画した。
アルビス
<中間決算>営業・経常大幅減益も通期で増益を予想
25年3月期第2四半期決算(連結24年4月1日~9月30日)は、営業収益が対前年同期比0.2%減の483億6500万円、営業利益が同29.4%減の8億200万円、経常利益は同25.0%減の10億6100万円となり、減収・2ケタ減益で上期を折り返した。
上期は、前期の新店1店舗の通期化や前期に改装を実施した既存店、8月から開始した販促施策「アルビスプラム友の会」の効果で、既存店売上高は同1.2%増で推移したが、建替えに伴う3店舗の一時閉店や改装に伴う3店舗の一時休業の影響もあって、営業収益は微減となった。
利益面では、高利益商品のPB商品などの販売拡大とプロセスセンターによる原価改善で、売上総利益率は0.6ポイント改善して30.2%まで高まり、営業総利益は前年同期に比べて2億3800万円増加。一方、販管費は、賃金増などの人的資本への積極的な投資と改装による一時経費の発生などにより5億7300万円増加し、営業利益を3億3500万円減らした。
25年3月期の連結業績については、営業収益で同1.7%増の994億2900万円、営業利益で同3.0%増の22億600万円、経常利益で同1.1%増の27億円を見込み、増収増益を計画している。