スギホールディングスの次の戦略 ココカラ破談も、M&Aは積極的に

ダイヤモンド・チェーンストア編集部
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ココカラ破談も、M&Aは依然積極的に

──ココカラファインとの経営統合の協議は残念ながら破談となりました。

杉浦 当社とココカラファインさんはいずれも調剤に力を入れ、健康と利便性を強く訴求するDgSを展開する点で志を一にすると思っていました。残念ではありますが、決断にはほかの理由もあったのでしょう。これ以上、こちらから言えることはありません。

──事業成長のスピードアップを図るスキームとして、スギホールディングスは異業種とのM&A(合併・買収)にも積極的です。

杉浦 当社の成長にプラスとなるなら、業種を問わずに、連携やM&Aを前向きに検討していきます。先ほど紹介した当社の「トータルヘルスケア戦略」の構想や、現在手掛けている新規事業の拡大などを考えますと、提携やM&Aの対象は相当広がります。お互いの経営理念が合致できること、経営面で相乗効果が得られる相手先さまであることが条件でしょうが、いい御縁につながるように積極的に動いています。

スギホールディングス企業概要

本社 愛知県大府市
設立 1982年
資本金 154億3400万円
売上高 4884億6400万円(19年2月期)
営業利益 258億1700万円(同)
調剤売上比率 18.6%(同)
店舗数 1190店(19年2月期末)
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