サツドラHD 第2四半期営業利益は前年の倍

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 12月20日にサツドラホールディングスが発表した2024年5月期第2四半期決算(連結5月16日~11月15日)は、売上高が前年同期比11.3%増の478億1,300万円、営業利益は103.4%増の大幅な伸びをみせ6億8,100万円となった。

 第2四半期連結累計期間は、中核事業のリテール事業の収益基盤を強化。事業領域を「モノを売る」だけの小売から「モノ×サービス」を提供する生活サービス領域に拡大することに注力した。また、調剤併設店舗の拡大に取り組みながら、商品カテゴリーの拡大に向けたラインロビングの一環として生鮮食品の取り扱い店舗の拡大も進め、EDLPを柱に据えた価格戦略や「サツドラ公式アプリ」を活用したデジタルマーケティングの推進にも努めた。

 リテール事業では、北海道内でドミナント化を目指したドラッグフォーマット店舗、調剤薬局チェーンに加え、訪日外国人が多く訪れる観光地などでインバウンドフォーマット店舗を展開しているが、人流回復や季節品が好調に推移したことから、2つのフォーマットとも売上高が前年をクリア。調剤薬局についても新たに開設した店舗の増収効果や、地域支援体制加算・後発医薬品調剤体制加算の強化が売上を押し上げた。

 売上総利益は10.3%増の116億円。売上総利益率は0.2ポイント落としたが、販管費が0.8ポイント改善し、大幅な営業増益に寄与した。

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