中国輸入、7カ月連続減=内需冷え込み響く―9月

時事通信社
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中国 港
(i-stock/hxdbzxy)

 【北京時事】中国税関総署が13日発表した9月の貿易統計によると、輸入は前年同月比6.2%減と7カ月連続のマイナスとなった。不動産不況による内需の冷え込みが響いた。輸出も6.2%減と5カ月連続の前年割れ。経済を支える貿易の低迷が続いている。

 輸出から輸入を差し引いた貿易黒字は777億1000万ドル(約11兆6000億円)だった。

 中国では不動産不況が長引き、雇用回復も遅れている。税関総署は貿易環境について「依然として複雑で厳しい」(報道官)と説明。世界的な景気減速、地政学リスクの高まりに懸念を示した。

  国別の輸入は、ウクライナ侵攻を受けて欧米の制裁対象になっているロシアが約8%増、日本が14%減、米国が13%減。輸出は日本が6%、米国は9%それぞれ減少した。ロシアは21%の大幅増だった。  1~9月の輸出は前年同期比5.7%減、輸入は7.5%減だった。

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