マレーシアのネット銀に出資=107億円―イオン

時事通信社
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マレーシア リンギッド
iStock: WhiteLacePhotography

【クアラルンプール時事】

流通大手イオンの金融子会社イオンフィナンシャルサービスが、マレーシアで来年4月までに営業開始予定のインターネット専業銀行に総額3億5000万リンギ(約107億円)を出資することが、16日までに分かった。開業後5年以内に最大2億リンギの増資も行い、営業黒字化を目指す。  新たに開業するネット銀は、イスラム教の教義に基づいた金融サービスを提供するイスラム銀行で、昨年4月にマレーシア財務省から承認を受けて開業準備を進めていた。イオンフィナンシャル子会社のイオンクレジットサービス・マレーシア(ACS)との折半出資で、増資後はイオン側2社の出資比率が、それぞれ35%となる。   イオンは、現地法人イオン・マレーシアを通じてマレーシア国内でスーパーマーケットも展開。同社とACSの顧客を合計すると530万人に上る。新たに開業する銀行は、この顧客層を基盤として中低所得層を中心に利用者の拡大を図る。

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