伊藤忠、組織横断チーム組成を促進=1日1時間を関心案件に

時事通信社
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伊藤忠商事のロゴマーク
〔写真説明〕伊藤忠商事のロゴマーク(時事通信社)

 伊藤忠商事は22日、定められた案件に関心のある社員が組織を越えて協業する取り組みを4月から開始すると発表した。アイデアの共有や社員の成長支援が狙いで、担当業務とは別に1日最大1時間、週5時間までを協業案件に充てられるようにする。

 「バーチャルオフィス」と銘打ったこの取り組みは、主に国内の社員約2400人が対象。4月に各営業部門から案件を集め、夏には各案件に加わりたい社員を募る。一つの案件につき、成果を出すまでの期間は最大6カ月。

 伊藤忠は「繊維」「機械」など八つのカンパニー制をとっているが、意思決定が迅速にできる半面、カンパニー間の意思疎通が不十分な面もあるという。同社の担当者は「組織を横断することで、多様な価値観を持つ社員の能力発揮が最大化される」としている。

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