ユニクロとワークマン、気温上昇で4月の売上高は2ケタ増、しまむらも好調

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ユニクロとワークマンは既存店ベースで2ケタの増収となり、しまむらも1ケタ台後半の伸びだった。写真は2020年6月、都内で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 4月は気温が上昇したことで夏物の動きがよく、カジュアル衣料専門店の売上が好調に推移した。ユニクロとワークマンは既存店ベースで2ケタの増収となり、しまむらも1ケタ台後半の伸びだった。

 ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の4月の売上高(Eコマースを含む)は、既存店ベースで前年同月比15.8%増だった。前年実績を上回るのは9カ月ぶり、2ケタ増収は2021年4月以来12カ月ぶりとなった。客単価が11.5%増と2カ月連続のプラスとなったほか、客数も3.9%増と5カ月ぶりに前年実績を上回った。

 ワークマンの既存店売上高は11.5%増だった。前年には実施していなかったセールを行ったこともあり、客数が8.9%伸びた。半袖Tシャツや夏物作業着が好調に推移したことに加え、関東を中心に降雨が続いたことで雨具や長靴も売上を伸ばした。

 しまむらの主力業態「ファッションセンターしまむら」の既存店売上高は6.3%増で、6カ月連続のプラスとなった。夏物のほか、新生活需要でプライベートブランド「クロッシー」を中心にニットや肌着・靴下、寝具・インテリアが好調だった。

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