【ココカラファイン】既存店減収で営業益30%減、第1四半期

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 ドラッグストア大手のココカラファインホールディングスが発表した2011年3月期第1四半期(10年4~6月)の連結業績は、前期における新型インフルエンザ特需の反動から既存店が3.4%の減収と苦戦、営業利益は前年同期比29.6%減の7億円に落ち込んだ。価格競争の激化などで売上総利益率は0.5%悪化して25.0%となる一方、販売管理費が前年同期より1億円増えて利益を圧迫した。

 傘下のセイジョーがコンビニエンスストア「サンクス」との初の共同店舗2店舗を出店するなどの新設効果で、売上高は0.4%増の477億円となった。セイジョーが2店舗、セガミメディクスが4店舗を閉鎖した結果、店舗数はグループ計で663店舗になった。

 11年3月期通期の業績は従来予想通り、売上高2051億円(前期比7.4%増)、営業利益37億円(11.1%増)、純利益31億円(25.6%減)を見込む。ココカラファインHDは10月1日付けで同業のアライドハーツ・ホールディングスを吸収合併する予定だが、業績予想には織り込んでいない。

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