【ローソン】震災で営業益35億円押し下げも9期連続の増益を予想

2011/04/18 10:36
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 ローソンは2012年2月期の連結営業利益について、東日本大震災の影響による35億円の減益要因があるもののトータルでは575億円と前期比3.5%の増益を確保できる見通しだ。営業増益は9期連続で、前期に続いて過去最高益を更新することになる。

 震災に関係する特別損失55億円を計上するため、純利益は22.0%減の198億円となりそう。チェーン全店売上高は震災による一時休業などが220億円の減収要因となるが、新規出店効果などで5.1%増の1兆7680億円を見込む。4月6日時点での休業店舗は東北6県で53店舗、関東の5店舗を含めると計58店舗となっている。

 今期は過去最高ペースの750店舗を新設する。このなかには、地震と津波により全壊あるいは流出した店舗の建て替え20店舗を含む。店舗の純増数は330店舗となり、期末店舗数は1万324店舗と初めて1万店舗を突破する。

 営業総収入(直営店売上高と加盟店からのロイヤルティ収入の合計)は4.5%増の4610億円を見込む。

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