ファミマ、来春に無人決済店舗の1号店、TOUCH TO GOと業務提携

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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TOUCH TO GOの阿久津智紀社長(左)と波川敏也副社長(右)。中央がファミリーマートの澤田貴司社長。
TOUCH TO GOの阿久津智紀社長(右)と波川敏也副社長(左)。中央がファミリーマートの澤田貴司社長。

 ファミリーマートは無人決済店舗の展開に乗り出す。JR東日本スタートアップ(東京都新宿区)とサインポスト(東京都中央区)の合弁会社で、無人決済システムを開発するTOUCH TO GO(タッチ・トゥ・ゴー、東京都港区)と業務提携し、2021年春に無人決済店舗の1号店を出店する。

 タッチ・トゥ・ゴーとの提携により、省人化による店舗運営コストの削減や非対面決済の推進、マイクロマーケット(狭小商圏)への出店を可能にする店舗形態の開発などを進める。

 タッチ・トゥ・ゴーは今年3月、JR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」(東京都港区)の構内に、無人決済のコンビニエンスストア「TOUCH TO GO」を開設したほか、10月に新装開業した紀ノ国屋(同港区)の駅ナカ店舗「キノクニヤ スット目白駅店」(同豊島区)に無人決済システムを提供している。

 タッチ・トゥ・ゴーの無人決済システムは、店舗の天井などに設置されたカメラや陳列棚に設置した重量センサーなどで利用者が手に取った商品を認識する仕組みで、商品バーコードをスキャンする必要はない。

 利用者は、店内の専用ゲートを通過した後、欲しい商品を手に取って出口に向かい、タッチパネル式のディスプレイに表示される購入商品を確認して、支払いをする。決済は交通系ICカードかクレジットカードで行う。

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