ベイシアの新業態、Foods Park大田原店の売場づくりを徹底解説!

取材・文:松尾 友幸 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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ベイシアFoods Park 大田原店

ベイシアFoods Park 大田原店

〒324-0057 栃木県大田原市住吉町1-14-12
電話:0287-23-5100
東北新幹線「那須塩原」駅よりクルマで約20分

ベイシア(群馬県/相木孝仁社長)は2022年11月23日、栃木県大田原市に「ベイシア Foods Park 大田原店」(以下、大田原店)をオープンした。同店は鮮度にこだわりながら、近年の消費者ニーズの変化を汲み取ったベイシアの新業態「Foods Park(フーズパーク)」の第1号店だ。生鮮や総菜を中心に、新たな商品政策(MD)が多数導入されている。

生鮮の鮮度向上に部署横断で対応

 大田原店は、東北新幹線「那須塩原」駅からクルマで約20分の場所にある。同店の基本商圏や居住人口などは非公表だが、道中には田園風景が広がっており、足元の地域住民はそれほど多くないと推察される。競合店としては、「ヨークベニマル大田原住吉店」「たいらや大田原本町店」「スーパーセンタートライアル大田原店」などがある。

 新業態開発の背景としてまず挙げられるのが、消費者の鮮度に対する期待の高まりだ。20年9月の消費者調査において、自社の商品の新鮮さに対する期待が高まっていることがわかったベイシアは、部署横断の改善プロジェクトを発足。生鮮食品の仕入れや配送方法を見直し、そのノウハウを大田原店に結集させた。

 また、近年の簡便化志向やコロナ禍でのショートタイムショッピング傾向の高まりを踏まえ、生鮮を強化しつつ各売場の規模の適正化にも取り組んだ。大田原店の営業面積は3307㎡で、食品に特化したため旧店舗の5457㎡からコンパクトになった。以前この地には、食品のほか衣料品や生活消耗品なども取り扱う2層構造の総合スーパー型の旧店舗「ベイシア大田原店」があったが、21年10月に閉店。少人数世帯や若い世代が比較的多いという商圏特性が新業態のコンセプトとマッチしていると想定し、約1年の歳月を経て食品スーパーとしての新業態フーズパークに生まれ変わった。

 前述のとおり、フーズパークの大きな特徴は鮮度へのこだわりだ。生鮮食品と総菜を中心に、「採れたて」「切りたて」「出来たて」「つきたて」「揚げたて」に注力した売場づくりに取り組みながら、即食商品の品揃えも充実させ、鮮度と簡便ニーズに対応した店舗をめざす。また、店内各所にはデジタルサイネージを設置し、おいしさやこだわりのポイントを伝える取り組みも進める。

丸魚を時間帯に応じて加工

 青果売場では、

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取材・文

松尾 友幸 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

1992年1月、福岡県久留米市生まれ。翻訳会社勤務を経て、2019年4月、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。流通・小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部に所属。主に食品スーパーや総合スーパー、ディスカウントストアなど食品小売業の記者・編集者として記事の執筆・編集に携わる。趣味は旅行で、コロナ前は国内外問わずさまざまな場所を訪れている。学生時代はイタリア・トリノに約1年間留学していた。最近は体重の増加が気になっているが、運動する気にはなかなかなれない。

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