速報!セブン-イレブンの「SIPストア」ついに開業 写真で見る新コンセプト店の全貌とは

ダイヤモンド・チェーンストア副編集長:雪元 史章 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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冷凍食品はPB+NBでラインアップを強化!

 生鮮と同様にラインアップを大きく拡充したのが冷凍食品だ。

 セブン-イレブンの既存店では約80SKUが標準であるのに対し、常盤平駅前店ではプレオープン日時点で263SKUを販売。既存店ではほとんどが「セブンプレミアム」をはじめとするプライベートブランド(PB)で占められているが、同店ではナショナルブランド(NB)の売れ筋やヒット商品も積極的に導入したほか、高価格帯のスイーツなども取り入れている。また、イトーヨーカ堂の冷凍食品PB「EASE UP(イーズアップ)」に関してはすでにセブン-イレブンでも一部アイテムを販売しているが、常盤平駅前店ではほぼフルラインアップでの展開となっている。

 このほかチルド商品についてもNB商品を充実させたほか、価格訴求型PB「セブン・ザ・プライス」も各カテゴリーで差し込むなど、価格帯に幅を持たせている。

冷凍食品はグループのPBに加えNBの売れ筋も投入
冷凍食品はグループのPBに加えNBの売れ筋も投入
「セブン・ザ・プライス」の商品も差し込む
「セブン・ザ・プライス」の商品も差し込む

レジカウンターは14m超!カウンターFFの品揃えも拡大

 レジ周りも既存店とは大きく異なる仕様となっている。まずカウンターの全長(有効スペース)を14.5mと、一般的な店舗と比較して約5m拡大。そこにレジのほかカウンターFF(ファストフード)の什器、挽きたてコーヒーやスムージー用の抽出マシンが並んでいる。

レジカウンターは全長14.5mを超える
レジカウンターは全長14.5mを超える

 カウンターFF(ファストフード)については、セブン-イレブンの定番である「おでん」や「ななチキ」などのフライ類に加え、店内焼成の「メロンパン」「フィナンシェ」「クロワッサン」なども販売。さらに注文を受けてから焼き上げるピザ(「マルゲリータ」<723円>・「照り焼きチキン」<815円>)の提供にもチャレンジしている。

カウンターFFのラインアップも拡充し、焼き立てピザの販売にもチャレンジする
カウンターFFのラインアップも拡充し、焼き立てピザの販売にもチャレンジする

 さらにレジ対向部にはナッツやバナナチップス、グミなどの量り売りコーナーを設置。お客が袋に商品を入れたのち、備え付けのプリンターでバーコードラベルを発行するセルフ式となっている。

セルフサービス式の量り売りコーナーではナッツ類や菓子などを販売
セルフサービス式の量り売りコーナーではナッツ類や菓子などを販売

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ダイヤモンド・チェーンストア副編集長

雪元 史章 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

上智大学外国語学部(スペイン語専攻)卒業後、運輸・交通系の出版社を経て2016年ダイヤモンド・フリードマン社(現 ダイヤモンド・リテイルメディア)入社。企業特集(直近では大創産業、クスリのアオキ、トライアルカンパニー、万代など)、エリア調査・ストアコンパリゾン、ドラッグストアの食品戦略、海外小売市場などを主に担当。趣味は無計画な旅行、サウナ、キャンプ。好きな食べ物はケバブとスペイン料理。全都道府県を2回以上訪問(宿泊)。

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