マミーマートの新ディスカウントフォーマット2号店、「マミープラス下戸田店」を解説!

矢野清嗣
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●精肉
国産商品を豊富に品揃え!

 精肉は奥側壁面38尺のスペースで「冷凍肉」で「粕漬」「豚肉」「鶏肉」「ハンバーグ」「餃子」など約100品目を販売。搬入口を挟んだ奥側壁面64尺スペースは牛肉、豚肉、鶏肉、ひき肉コーナーで、グループ会社である彩裕フーズの商品を揃える。

 牛肉コーナーは「マミーマート売上NO.1ステーキ」だという「牛肉カットステーキ用(豪州産)」(100g229円)や、北海道産黒毛和牛「宗谷黒毛」の「国産牛ももカットステーキ用」(100g399円)、「和牛肉カットステーキ用」(100g499円)など国産牛をメインに品揃えする。豚肉も国産重視で、北海道産の「三元豚」を軸に、カナダ産と米国産の輸入豚をラインナップする。鶏肉も国産がメインで、兵庫県産の「丹波鶏」、東北産の「めぐみ鶏」などこだわり商品の扱いもある。どのコーナーもケース下段で大型パックを配置しており、単価アップを図ろうとしているのが目を引いた。

●総菜
グループ会社、彩裕フーズの商品が充実

 総菜はレジサイドの壁面に、「寿司」「サンドイッチ」「麺」「フライ」「おつまみ」「サラダ」「和総菜」「魚総菜」「スイーツ」、平場で「弁当」「フライ」、平台で「ピザ」をそれぞれコーナー展開する。店内加工商品、彩祐フーズの商品を織り交ぜた、豊富なラインナップがお客を引きつけている。

 「おにぎり」「寿司」は18尺のスペースで売場を展開。彩裕フーズの「おにぎり」は8品目で1個110円をよりどり3個298円で販売。「寿司」は店内加工で「24貫」(980円)、「12貫」(598円)、「8貫」(500円)のほか、センター納品の「韓国風キンパ巻」(4個268円、8個498円)の商品も扱う。隣の12尺の平台2段では、「厚切りハムカツと玉子サンド」(298円)、「ホイップサンド」(350円)など自家製サンドイッチ12品目をよりどり2個550円で販売する。

 「サラダ」「和総菜」は25尺で、「ポテトサラダ(大)」「3種のマカロニサラダ(大)」(各298円)、「鶏のシーサーサラダ(大)」(278円)、「チョレギサラダ」(298円)、「黒酢とリンゴの中華サラダ」(198円)などサラダにはとくに力を入れているようだ。和総菜は売れ筋が中心のオーソドックスなラインナップだった。「魚総菜」は4尺で、「にしん塩焼」「さば塩焼」(各298円)、「京都産本かます焼」(398円)などを揃える。

 スイーツは16尺のスペースで「濃厚プリン」「レトロプリン」「コーヒーゼリー」などの自家製スイーツを各1個138円、3個298円で販売する。売場中央には8尺の平台什器を設置し、ピザコーナーを展開する。「ミックスピザ」「シーフードピザ」(各500円)などチルドピザ6品目のほか、「シカゴピザ(チーズ)」「ミートソース」(各698円)など焼きたてピザも提供する。

「お弁当・お惣菜大賞」で入選した自家製パンのサンドウィッチを販売

 平場は26尺2段の什器を使って、前方に「中華」「天ぷら」「唐揚」、後方に「弁当」「焼きそば」「たこ焼」などを配置する。弁当は、店内加工の「特製ハンバーグステーキ弁当」「厚切りヒレカツ重」「「厚切りロースかつ重」(各398円)などのほか、「豚生姜焼弁当」「煮物弁当」「人気の洋食プレート」(各298円)など、彩裕フーズ商品も目立つ。

売場で存在感を放っていたのが、グループ会社彩裕フーズの商品。写真は「男爵芋のゴロ旨ポテトサラダ」(小サイズ158円)

 総菜は店舗と核とも言える売場となっており、競合店との差別化を意識した、独自のスタイルが構築されている。グループ会社である彩裕フーズの商品力に強い自信を持っているのだろうか。利益面の貢献度も高いとみられる。

 後編では、日配・加工食品・菓子・酒類の売場を解説していく。

(店舗概要)
店名 マミープラス下戸田店
所在地 埼玉県戸田市下戸田2-31-4
改装開店 2022年9月17日
売場面積 約630坪(歩測)
営業時間 9:00~22:00
駐車台数 125台

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