ゴミを出さない!国内初、量り売り食品スーパーの斬新なビジネスモデルとは

フードライター 佐藤 良子
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ゼロ・ウェイストな小売店の未来

店内にはAIを搭載する革新的な電子はかりも。形が似る柑橘類や葉野菜をAIが学習し、見分けるという

 では、セルフの量り売り食品スーパーの今後はどうだろうか?

 斗々屋ではすでに開業支援した小規模店が全国に複数誕生している他、大手では百貨店やドラッグストアとのプロジェクトが始まっており、手始めに量り売りのポップアップストアを開催し、お客の反応を見る事例が多いという。

 テクノロジーを駆使した量り売りシステムを顧客が受け入れさえすれば、すでに魅力的なプライベートブランド(PB)や商品力を持つ大手食品スーパーは参入しやすいと言える。今まで個食サイズからファミリー用の大袋まで販売していた商品は、量り売りになった場合、各家庭に合った量をお客自身が好きだけ買うことができ、店とお客、双方にとっても魅力だ。

「ゼロ・ウェイストな量り売りは余分な包材コストをカットし、梱包の手間を省き、それにかかっていた時間を生み出す経済的メリットが多い。海外の動きを見ても今後、日本の大手食品スーパーの一角に量り売りコーナーが増えると予想しています」とノイハウス氏。テクノロジーの力で快適になった新感覚の量り売りが、ニッチでなくなる日が近づいている。

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